消化器の領域は、1消化管 2肝胆膵 に分類することが出来ます。
消化管は食物が通過する臓器です。具体的には食道→胃→小腸→大腸の順に食べた物が通過していきます。
この中で良性、悪性を含め頻度が多いのが、胃と大腸です。
胃癌と大腸癌を比較すると、胃癌は、原因が1990年代に発見され、2000年代よりその対応が
臨床の現場で実践されています。ヘリコバクターピロリ菌の発見とその駆除です。
それにより胃癌は昨今減少傾向にあります。
一方大腸癌は、生活習慣の要素に加え加齢の要素が強く、予防しにくい癌と言えます。
現在胃癌と大腸癌の発生頻度はほぼ同じですが、10年後には大腸癌の方がかなり高頻度で発生すると予想されています。
胃癌も大腸癌も早期に発見されれば、命を落とす疾患ではありません。
それらの癌は、内視鏡検査により早期に癌を発見する事が可能です。
また非常に早期に発見されれば、外科的手術が不要で内視鏡の手技により切除する事も可能です。
内視鏡検査は、しんどい検査の部類に入る事は事実です。
我々スタッフは患者様が内視鏡検査を受けられるにあたり、身体的心理的ストレスが軽減されるように日々研鑽しております。
皆様も是非勇気を持って、内視鏡検査を受けて頂きたいと存じます。