私の専門分野は消化器内科です。 平成3年(1991年)から医者をやってますが、この間で自分の領域で二つのノーベル医学生理学賞が 発表されました。 2005年のヘリコバクターピロリ菌 2020年のC型肝炎ウイルスです これらの発見と治療により、患者様も救われましたが、私の仕事も大幅に楽になりました。  まず前者のヘリコバクターピロリについてですけど、胃潰瘍や胃がんが減少しました。 それにより吐血により来院される患者様が皆無になりました。  後者のC型肝炎ウイルスですが、肝硬変、肝がんが減少しました。 それにより、食道静脈瘤の破裂や肝機能低下により来院される患者様が皆無になりました。  私の仕事は、今は今でそこそこ忙しいですが、30年前よりはかなり楽になりました。 私のような一町医者に対してでもノーベル賞を取るような発見は大きな恩恵を与えています。 ”ノーベル賞ってすごいな”と実感しています。