新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類に変更とのことです。

現場でもコロナウイルス患者様は減少傾向にありますが、インフルエンザウイルス

感染症の患者様が来院されています。久しぶりに診察させて頂いているせいかもしれませんが

オミクロンに変異後のコロナウイルス患者様に比べて、インフルエンザウイルス患者様の

体力消耗は著しいと感じられます。

 

話は変わりますが、私の専門は、肝臓です。

1990年から2005年位にかけて、肝臓病に対する特効薬が発見されました。

患者様にとって本当に幸いな事です。

 

肝臓の中には、肝細胞と胆管細胞があります。

健康診断の採血項目の中には、肝機能の指標が多く含まれます。

AST(GOT)、ALT(GPT)は肝細胞

ALP、γGTPは胆管細胞の指標です。

 

胆管細胞の指標が上昇している時は、お知らせください。

原発性胆汁性胆管炎という疾患かもしれません。

検診などで肝機能異常を指摘され、上記疾患と診断させて頂いた患者様が

最近当院では少なからずいらっしゃいます。

甲状腺の病気や唾液の出にくくなる疾患を合併する場合もありますので調べさせて頂きます。

治療としましては、副作用の少ない薬を服用するだけで十分です。

肝がんにもなりにくいし、食道静脈瘤を形成する事もなかなかありませんので心配ないです。

しかし 稀に肝硬変から肝不全へと進行し 最悪生体肝移植も念頭に入れなければならないケースも

経験しています。

このような場合でも、幸運なことに東灘区の基幹病院には、その道のスペシャリストがいらっしゃいますので速やかに紹介させていただきます