米国大統領選の時に、よく使われる言葉で、スイングステートと呼ばれる州があります。

オハイオ州、ウイスコンシン州、ペンシルベニア州等です。

これらの州を獲れば、米国大統領選を獲れると言われています。これらの州の町の中に別名

ラストベルト(錆びた鉄)と言われている町があります。

具体的に言えば、シンシナティ、クリーブランド、ミルウォーキー、ピッツバーグ等です。

これらの町は、かつて重工業を中心に栄えましたので、プロ野球チームを抱えています。

しかし、さっぱりワールドシリーズは獲れません。球場も閑古鳥です。

私は、アメリカ人でないので、詳細は分からないのですが、それらの球団は、”お客さんも入らず

経営も左前なんかなぁ?” ”資金力がなく弱くても仕方がないのかなぁ?”と想像してしまいます。

 

 21世紀に入るまでは、”阪神タイガースとボストンレッドソックスは、同じ境遇なのかなぁ?”と

私は思っていました。20世紀後半のボストンにおきまして、本拠地フェンウェンパークはいつも満員。

しかしさっぱりワールドシリーズは獲れず、ニューヨークにやられてばかり。

”ベーブルースに呪いをかけられている”とファンを悲しませていました。

甲子園もフェンウェイもいつも満員。ファンはがっくりでした。

でも21世紀に入ってボストンは、4~5年に一度ワールドシリーズ制覇する強豪チームに返り咲きました。

西武ライオンズに在籍していた当時日本人No1投手松坂大輔選手獲得合戦に

ニューヨークに競り勝った事で判ると思いますが、ボストンはマネーゲームをします。

ですが、球場はいつも満員ですので、それはファンへの還元と言えます。

甲子園もコロナ渦にも関らず、かつての通りファンで満員です。

しかし、過去日本シリーズを獲ったのは、1985年の一回コッキリ。

 

拝啓 株式会社阪神タイガース様

阪神地区は、日本のラストベルトではありません。

甲子園は、閑古鳥ではありません。

フェンウェイ同様ファンは、熱いです。

球場に来る賑やかなおっちゃん、フレンドリーなおばちゃんは、ボストンに勝るとも劣りません。

マネーゲームをして欲しいのではありません、しかしお金はかけて下さい。

二軍の拠点を、鳴尾から尼崎に移すのは、朗報です。

是非今後とも、球団再建計画宜しくお願い致します。