厚生労働省の発表では、肺がん、すい臓がん、大腸がんの増加傾向が言われています。

当院でも大腸がん、すい臓がんの発見に力を入れていきたい所存です。

大腸がんは発見された時が進行がんであっても、或いは患者様がご高齢の場合でも助かるケースが多く見られます。

でも、検査がしんどいですね。大腸内視鏡検査です。

当院では出来るだけ患者様の御負担が少なくなるように大腸内視鏡検査が進められますよう、

スタッフ一同日々研鑽していく所存です。

東灘区にお住いの方なら比較的幸運な事に、通院がしやすい所に信頼できる大きな病院が複数あります。

治療は外科的手術が必要ですので、そのような基幹病院と連携して患者様の救命に貢献したいと考えています。

 

すい臓がんは発見された時が大腸がんに比べて、治療成績が悪いことは事実です。

しかし、2cmの大きさで発見されたら5年生存率が70%を得れている施設や、

進行がんで発見されても抗がん剤を駆使して5年生存率が30~40%を得れている施設が発表されています。

私どものような開業医で出来ることは限られています。

すい臓がんの危険因子は、胃がんや肝臓がんのようにはっきりしません。

多く言われている事は①大量飲酒する人 ②糖尿病の人、または糖尿病が急激に出現、悪化する人

③家族に膵がんの患者様がいらっしゃる方 が危険因子との事です。

当院では 綿密な腹部超音波検査とすい臓に関する血液検査(3、4項目)によるダブルチェックで、

少しでもすい臓がんの影が見えたら、MRIや造影剤CTを近隣の基幹病院に依頼します。

すい臓がんの治療成績が以前に比べて明るいものとなっています。

町医者としても初期診断に力を入れねばと考えております。